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『窓に映るエレジー』

窓に映るエレジー

2014/7/24-8/6 CBGKシブゲキ!! 【座席:G列10番】

作・演出:ジョンソン&ジャクソン(大倉孝二/ブルー&スカイ)

キャスト:大倉孝二/村岡希美/池谷のぶえ/菊池明明/川原一馬/池田成志

音楽:The Dubless(魚澄直希/原田亮) 照明:関口裕二(balance,inc.DESIGN)

音響:水越佳一(モックサウンド) 映像:上田大樹(&FICTION!)/フジタヨーヘー

衣裳:畑久美子 演出助手:さいとう篤史 舞台監督:Stage Doctor Co.Ltd.

宣伝美術:坂村健次  宣伝写真:宮本雅道 撮影協力:ロペライオ

プロデューサー:高橋典子 制作:佐々木 悠/川上雄一郎 

票券:北里美織子 広報宣伝:米田律子 

協力:ダックスープ/吉住モータース 製作:北牧裕幸 

企画・製作:キューブ

 

あらすじ?(引用元:CUBE Group

ジョンソン&ジャクソンは、大倉孝二とブルー&スカイによる、演劇コンビネーションです。
一回目の今回は、村岡希美池谷のぶえの盟友二人に加え、池田成志氏を迎える事に よっても拭いきれない、目新しさの無い布陣で臨む。
うるせえ!目新しさなんか知るか!さあやるぜ、毒にも薬にもならない芝居を!
見逃すな! 俺達が困るから! そうだろ!

ジョンソン&ジャクソン(大倉孝二 ブルー&スカイ) 

 

ジョンソン&ジャクソン 『窓に映るエレジー』 PV 〔大倉孝二 ブルー&スカイ〕 - YouTube

 

突然だけど私、大倉孝二が好きで。すーーーーーーーーごく好きで。好きすぎて家族に布教してみたら実はドラマとたまに映画しか観ないような母親と妹も好きだったことが判明しまして。

もちろん真面目に語ったら演技力どうこうというのはあると思うんだけど、端的に言うと「高校の文化祭でコントとかやっちゃう系クラスのお調子者男子(モテたい)(でもビミョーにブスな後輩にしかモテない)」みたいな「男子」感がたまらないのです。(※カッコ内はイメージです。大倉さんは古田新太やら堤真一が狙ってたという舞台女優を落とした実力の持ち主です)

 

今回の公演は、以前も組んでいるブルー&スカイとのユニットによる新作ですが、新しくつけたというユニット名は「ジョンソン&ジャクソン」。そして全く意味のなさそうなPV。噴き出る「男子力」にニヤニヤしながら公演を心待ちにしていました。

個人的にはブルー&スカイ脚本は、昨年8月の親族代表の公演『第三次性徴期』以来。正直観劇前は「ナンセンスコメディって何ぞや?」だったんですが、冒頭からいきなり繰り出されたしょうもないやり取りに力ない笑い(いい意味で)が漏れました。出演作をよく観る村岡希美池谷のぶえ池田成志のお三方が出演されているのも楽しみの大部分を占めていたのですが、期待に違わぬ熱演で大満足。特にのぶえさんの犬役のインパクトが凄まじくて、これはネットで絶賛される訳だなあ…と忍び笑い。

 一応「行き過ぎた倹約生活の末、高層タワーマンション購入という念願の夢を叶えたデパート勤めのある女。その展望への異常なこだわりには実は理由があって…」という芯となる話の筋はあるものの、基本はまるでショートコントが数珠つなぎになったかのような…かと思えば、バラバラに見えたキャラクター達のバックグラウンドが、糸が寄り集まって縄になるかのような収束を見せる……のかと思いきや、最後にその縄をブツンと切られたみたいな幕切れにハッとした後ぼんやり。コメディを観に来たつもりが消えない煙に巻かれたような心持ちで劇場を後にしました。ベテラン舞台役者達の全力、恐るべし。